前回の続き、『【9分で解説】一瞬でYESを引き出す 心理戦略。 後編(メンタリストDaiGo / 著)』についてまとめと感想を書きたいと思います。
3章:あなたから「また買いたい!」と思わせる心理戦略
営業の仕事をしている人は特に参考にできる項目です。この章で金川顕教さんが重要だと思うものを解説しています。1つ目は買う人だけを3秒で見分けるテクニックです。さしみの法則というものがあって買いたい人は3割、悩んでいる人は4割、買わない人は3割だそうです。相手の観察をしっかりして相手の気持ちに合わせた臨機応変な対応をすることが大切です。2つ目は相手の隣に立ち一緒に選んでいるという姿勢を見せること。3つ目、お客さんは得をすることよりも損をしないことを強く求めます。自分の意志だけで買えない人は損をしたくないという思いを抱えているので、自信のある態度や表情で相手に安心感を与えることが大切です。4つ目は価格帯の選択肢(6:4:3の比率)を3つ用意し、一番高い商品、一番安い商品、一番売りたい商品の順で示すとより効果的に売りたい商品が売れるということです。5つ目は「今しか買えない」という希少性は、商品が無くなってしまうという恐怖心を刺激するので購入に繋がります。こうしたテクニックをうまく活用すれば相手の行動を誘導できることがイメージできると思います。自分もこれまでたくさん誘導されてきたなーと感じました。
4章:人間関係のストレスをなくす心理戦略
人間誰しもイライラするときはあるでしょう。そんな時はどうしたらいいか。
まず時間を置きましょう。感情の冷却期間をつくることが大切です。2つ目は書いてアウトプットしましょう。ムカつくことを書き出していってそこから感情を消していき、筋が通っていることだけを残すという方法です。感情論だけでなくきちんと客観視することが大切ですね。
続いて苦手な人をなくすには、相手が自分よりも優れている点を3つ探すことです。これを習慣にすることで仕事で有利になったり相手に尊敬の念を持てるようになったりします。相手の悪いところばかりみているとイライラにも繋がりますよね。いい人間関係を築くためには相手の良いところに目を向けることが大切ですね。
5章:ミスを取り戻すどころかチャンスに変えてしまう心理戦略
失敗から学ぶのではなく失敗を利用するという話です。失敗をした時に落ち込んでいるのはダメダメです。普通の人は失敗を反省し次に活かそうと考えます。他人に差をつけたい人は失敗を自分のプラス要因として転換することが求められます。社会心理学で自己成就予言というものがあります。自分がこうなる、こうしたいと思い立ってそのように行動すれば実際に成就することができるというものです。失敗したとしてもそれを利用してプラスに変えていくという発想が大切ですね。
以上が後編で紹介された書籍の内容です。この書籍ではたくさんのテクニックが紹介されています。一度書籍を読んだだけ、動画を見ただけではそれを実践できるほど理解するのは難しいと思います。繰り返し学ぶことでそれを実践していけるようになるので、ぜひ繰り返し学んでいきましょう。メンタリストDaiGoさんのようにメンタリズムを使いこなせるようになったら人生面白くなりそうですね!