失敗とは

誰でも「失敗する」のは嫌ですよね。
なにをするにも失敗しないように、あらかじめ準備したりすると思います。

だけど、「失敗」ってなんでしょう??

デジタル大辞泉では、「物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。」を失敗としています。
おそらくほとんどの人がそういう認識でいるのではないかな、と思います。
私もそうでした。

しかし、金川顕教さんからしたら、「物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。」自体は決して「失敗」ではないそうです。
もしうまくいかなかったなら、どうしてそうなったのかを検証して何度でもチャレンジを続ければいいだけなんだと。
でも、うまくいかなかったときにそこでやめてしまったら、それは「失敗」となるんです。
つまり、「失敗」とは「諦めてしまうこと」「やめてしまうこと」を言います。
壁にぶつかったときにうまくいかなくても、途中で諦めずにトライし続けていれば、うまくいかなかったことは成功までのプロセスにおける単なる「通過点」でしかないということです。

そういう風に考えると、「目標達成」もまたただの「通過点」だといえます。
常に「目標」を設定し、そこに向かって行動をし続けていくことが大事なんです。

ただの通過点でしかないなら目標を達成することに意味なんかあるのだろうか、と思うかもしれません。
もちろん、目標達成にも意味はあります。
誰だって目標を達成したら嬉しいと感じると思います。
そうした嬉しいという感情や、達成感を味わうことが、次の目標に向かうためのモチベーションへとつながるんです。

失敗のない人生を送りたいと思うのなら、話は簡単です。
何度挫折を味わっても諦めないで、検証や修正を繰り返しながらトライし続けること、そうすれば「失敗のない人生」となります。

たまに、大学受験や就職活動でうまくいかず、人生を諦めてしまうような人もいます。
そういう人には、金川顕教さんのこの考え方をぜひ取り入れて欲しいと思います。
いい大学に入れなくても、大企業に就職できなくても人生は終わりなんかじゃありません。
そんなもので自分の価値は決まらないんだと思ってほしいです。

「諦めたらそこで試合終了」、という某有名漫画のセリフがふと頭をよぎったお話でした。