金川顕教のおもしろ人気セミナー

大人気の金川さんのセミナーはとても面白い!
人気の理由はどこにあるのでしょうか?
これは個人的な意見ですが、セミナーの面白さは例え話にあると思います。

実際セミナーに来ていただいた方からも
「話が分かりやすい!」
と褒めて頂くことも多いようです。

これは金川さんの「例え話」が聴き手に対して、
いい方向に作用しているからだと思うんですよね。

そこで、金川さんのセミナーに参加したついでにどうしたらそんなにたとえ話をうまくできるようになるか聞いてきました!

以下金川さんからのお言葉
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金川さんが例え話をよくする理由は、
普通に話をするよりも相手の共感を得やすいからなんだそうです。

ストレートに言うとわかりにくい発言は
「例えば~」と1つ例え話を挟むことで
表現を間接的に柔らかくすることができます。

専門的すぎて分かりにくい言葉も、何か別のものに例えて話すことで
分かりやすく伝えることができます。

スポンジに水をたっぷりと染み込ませるように、
相手に自分の話をしっかりと理解してもらうことができるんです。

(あ、これも例え話ですよ!)
また、例え話には「メリットを強調させる」という効果もあります。
テレビのリポートやコマーシャルでよくこんな紹介を耳にします。
「この商品、まるでマシュマロのような手触りです!」
「この洗剤を使えばあんなにベットリと
こびり付いていたシミも、消しゴムをかけたように真っ白に!」

こんな感じです。

「おおっ!そんなにすごいのか!?」と思わず注目しちゃいますよね。

僕はともかく、一流のビジネスマン、著名人、タレントは
例え話がめちゃくちゃ上手です。

自分のフィルターを通して、相手がわかりやすくイメージできる例えを
ポンっと出せる人は、聞き手を惹き込みます。

ダウンタウンの松本人志さんは笑いのほとんどを例え話で取っています。

悪臭が漂う料理に対して
「雨に濡れた野良犬みたいな臭い」と言ったり、

タバコが吸いたくて、落ちているタバコを探して拾っていたという太った後輩芸人に対して「トリュフ探すブタやな」と言ったり、まさに例え話のプロフェッショナル。

とにかく優秀です。

上手い例え話には、聞き手を引きこむパワーがあるんです。
例え話の鍛え方ですが・・・
これはもう話すこと、つまり、実践あるのみです。

僕は駆け出しの時代、ひたすらセミナーをやったりして人前で話す力を鍛えました。

そして一緒に例え話の力も鍛えられていったんです。

残念ですが、例え話は今日「例え話の達人になるぞ!」
と決意してもすぐに身につけられるようなものじゃないんです。
ないんですけど・・・

例え話をする際の「コツ」のようなものはあります。

その「コツ」を意識すれば例え話をする力はメキメキ上昇します。

『例え話の二本柱』
と名付けたこの例えばなしの2つのコツを上手く使うことで、それまでまともに例え話ができなかった「話が全然面白くない人間」でも、
「聞くもの全てを魅了する例え話の達人」に短期間で変身することができてしまうんです。

【一の柱、有名人に例えよ】
例え話でまず使いやすいのが「有名人に例える」というテクニックです。

僕のコミュニティで講師をしてくれている青木宏樹さん。

僕はセミナーで彼と掛け合いをするときに
「で、的場浩司に顔が似ていることでおなじみの青木さん、どうですか?」
と話を振ったりします。

青木さんは、的場浩司さんに、まぁそこそこ顔が似ています(笑)

これで彼は、それまで「講師の一人」としてセミナーを見ている人たちに認識されていた所、

「的場浩司に顔が似ている講師の人」

と分かやすいイメージをもってもらえるようになったという訳です。

飲みに行った店の印象を相手に話すときに
「バーのマスターが凄くダンディでね、スラッとしてて外国人みたいに彫が深くて、とにかく目力がスゴイんだよ。でも笑顔が可愛くてね」

というよりも
「バーのマスターが草刈正雄みたいでね」
といえば相手に一発でイメージが伝わりますよね。

誰もが知っている有名人に例えると、
聞き手も楽しい気分になれます。
タレントの関根勤さんが
「液晶テレビとプラズマテレビ、どっちがおすすめですか?」
と聞かれて、
「それって、上戸彩さんと柴崎コウさんを比較するのと同じですよ。

可愛いか美人かの違いで、どちらも素晴らしいので自分の好みで選べばいいんですよ」

と答えてました。

分かりやすいですし何より液晶テレビとプラズマテレビ、どっちも落としていませんよね。

素晴らしい有名人の例え話だと思います。

【二の柱、形容詞を禁ず】
僕の知り合いで形容詞を多用していた人がいました。

Tさんとします。Tさんは驚くと
「すごい!すごい!」
美味しい食べ物を食べれば
「うまい!うまい!」

のように、とにかく形容詞を叫びまくる人でした。

Tさんは自分の思っていることをうまく相手に伝えられなくて悩んでいたんです。

そこで
「なるべく形容詞を使わないように生活してみたらどうですか?」

と提案をしてみました。

「すごい」「びっくり」「きれい」「楽しい」

などの形容詞って、すごく便利なんですが使いすぎると意味が漠然とし過ぎて相手に全然こちらの気持ちが伝わりません。

Tさんも形容詞の使い過ぎで相手に気持ちを伝えるのがとてもヘタだったんです。

Tさんは「やってみる!」と形容詞断ちを決意。

その3ヶ月後、Tさんの例え話の力はメキメキ上がっていたんです。

驚くとすぐに「すごい!」と繰り返していたのが

「3メートルくらい飛び上がりそうになったよ」

と、「すごい」を使わずに驚きを表現ができるようになっていたんです。

一緒に和食を食べたときにも
「この汁物、磯のいい香りがする。まるで今さっき海からとれたみたいだ」
という例え話までできるようになりました。
このTさんの進歩には本当に驚きましたが毎日、簡単な形容詞を使わないように意識して生活していたそうです。
まる言葉を使ったゲームの様ですがこんなことでも例え話の力を鍛えることができます。

例え話上手=話し上手です。
何かに例えるだけで、話の中身が映像となってイメージしやすくなります。
ダラダラと長くなりがちな話もスッキリひとことでまとめられるようになります。
話の中で有名人に例えてみることはぜひ今日から実践してみてください。
もっと高度な訓練がしたいならば形容詞縛りで生活してみましょう。
あなたの例え話は今日からどんどん上達するはずです。
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言葉遣いを変えるのは意外と難しいと思っていたのですが、
これだけでしゃべるのがうまくなるならやってみる価値ありですね。