【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)

安倍首相が辞任されましたね。歴代最長の在任期間となったばかりでしたが、持病の悪化ということで辞任を選択されたとのこと。
通算で7年8か月という長い期間をこの国のリーダーとして務め続けることは並み大抵のことではなかったと思います。コロナウィルスへの対策や経済のことなど問題が山積みの中で国のトップが変わることに不安もありますが、安倍首相に対しては長い期間お疲れ様でしたという気持ちを国民の多くが持っているのではないでしょうか。今後はお身体を労わっていただけたらいいですね。

さて、今回は金川顕教さんのYouTube図書館で『【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)』という動画を視聴しました。多くの会社ではリーダーとして人をまとめる立場になる可能性は年齢とともに上がると思います。リーダーとして上手く立ち振る舞うためにはどうしたらいいのか、しっかりと理解しておけば実際にその時が来ても自信が持てると思います。それに、入社して1年も経てば後輩ができます。そうしたら後輩に仕事を教える必要がでてくるかもしれません。備えあれば患いなし。ぜひ今後の参考にしてみてください。
では動画のまとめや感想を書きたいと思います。

この動画を見ることで、「メンバー選びと依頼のコツ」「メンバーの評価のコツ」「トラブル対処のコツ」「チームのやる気の出し方」「人を育てるコツ」「自分を整えるコツ」が分かります。
最初に、リーダーだからといって他のメンバーより全ての領域で優れている必要はない、リーダーにはコツがあるのだと教えてくれます。
リーダーシップを身に付けるには、素直に愚直な姿勢で学ぶこととそれを継続する気持ちが大切ということですが、この2つはいいリーダーになるためにはもちろんのこと、ビジネスを始めたり新しいことに挑戦したりするときなどいろいろな場面においてとても大切なポイントだと思います。忘れずにいたい心構えですね。
chapter1ではメンバー選びと依頼のコツについて書かれています。
ドリームチームをつくるためには4番バッターばかりを集めることや、キムタクばっかりではいけません。野球やSMAPのメンバーで例えているのでとても分かりやすいです。チームというのはいろいろな役割を持つ人でバランスの良く構成し、助け合ってwin-winの関係になることがベストだということです。
そしてメンバーを選ぶ時、自分がトップにならないことが大切です。優れたリーダーは指示や命令はせず、期待や信頼に基づいて行動します。鉄鋼王と呼ばれたアンドリューカーネギーの墓石には「己の周りに己より優れし人物を集めたる者ここに眠る」と刻まれているそうです。自分より優れている人がどうしたら働きやすくなるか、その環境を整えるのがリーダーの仕事だということでした。自分が考えていたリーダーとは上手くメンバーに指示を与えることができる人でしたが、本物のリーダーは全然違うのだと知ることができました。同じように考えていた人にはぜひ認識を変えて欲しいと思います。そうしたらもっと働くのが楽しくなりそうだと思いました。
優れたリーダーは異なる意見の人も歓迎し評価ができる人のことです。日本人は長いものには巻かれろという思考の人が多いので、上司の意見にすぐに賛同してしまう所があると思います。でもそれでは議論が生まれませんね。議論をすることはより良い商品やサービスを提供するためにとても大切なことです。だから異なる意見を臆せず発言することも大事だし、リーダーはそういう人を適切に評価することが大事なんですね。
続いて依頼のコツとして、まず広い視野で捉えることができるようにビジョンを添えて説明をすること、それから人は感情で動くものなので理屈と感情を上手く使ってコミュニケーションをとること、そして自分で考えて動けるようにするために事細かに支持をしないことが紹介されています。
仕事をしていると言われないとできない人がいますが、それは指示を出している側にも問題があったのかもしれません。自分が指示を出すときにはなぜそれが必要なのかをしっかりと伝え、あとは相手を信じてぐっと待つように気を付けようと思います。

chapter2はメンバー評価のコツについて書かれています。部下の仕事を評価するのは上司の仕事です。評価を伝える時は、回りくどいことを言わずに正直に直接的な表現をするようにしましょう。ただしドストレートにマイナスなところを指摘されたら部下のやる気をそいでしまったり落ち込ませたりしてしまいます。前向きで次につながるような言い方をするように配慮を忘れてはいけませんね。
それから重要なポイントは「手柄は必ずメンバーに渡す」ということ。手柄はメンバーのもので失敗はリーダーの責任と考えている人に部下はついていきます。尊敬するリーダーがミスを全て自分の責任だというなら、ミスをしないようチームは団結し成果も出やすくなります。手柄はメンバーのモノだとしても、チームの成果は回りまわってリーダーの評価にもつながると思います。ジャイアンのように「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」と考えているリーダーとは仕事したくありませんね。自分もカッコいいリーダーになれるような器のでかさを持たなくてはいけないなと思いました。

chapter3はトラブル対処のコツについて書かれています。仕事をしていたらトラブルが起こることが多々あります。リーダーとしてトラブル対処に臨む時に大切なことは、感情的にならないこと。感情的に怒鳴ることは絶対にしてはいけません。リーダーとしての評価が下がるだけです。トラブルが起きてその報告をされたら、まずは報告をしてくれたことに対して「ありがとう」と伝え、なるべく対面で話を聞き現場の状況をしっかり理解することが大切です。状況が理解できていなければ適切な対処はできませんよね。トラブル対処もメンバーとの信頼関係が不可欠だと感じました。

chapter4はやる気を高めチームを前進させるコツが書かれています。やる気の高いチームの方が結果を出すのは当然だと思います。やる気のあるチームにするためには、リーダーはとにかく決断力をしっかり持つことが大切だということです。目標設定や方針、戦略など決めることはたくさんあります。そうしたことをスパッと決めて示すことで迷いなく取り組むことができますよね。もし方針を変える必要が出てきた場合は、きちんと根拠や理由を説明してから変えれば、メンバーもしっかりついてきてくれます。リーダーとしてメンバーに安心と興奮を与えられるのが理想だということでした。

chapter6は自分を整えるコツが書かれています。リーダーは感情をコントロールすることが求められます。優秀なリーダーは100%上機嫌だそうです。内面ではそうではなかったとしても、表面上上機嫌を装うことが大切です。やはりいつもニコニコして気持ちのいい人の周りには人が集まるし、人が集まれば情報も集まります。また、感情は伝染しますよね。リーダーがピリピリしていたらメンバーもピリピリして力を発揮しづらいです。チームの雰囲気をよくするために、感情をしっかりコントロールすることを徹底しないといけません。それから、メンバーの相談に乗ることもリーダーの仕事です。忙しくても余裕があるように見せることが大切だそうです。リーダーだからといって全ての面で優秀だったり完璧だったりするわけではありません。自分の欠点を個性だと捉えることができる人は、他の人の欠点も個性だと思えるはずです。
自分のこともメンバーのこともがんじがらめにしないことが重要ですね。

以上が金川顕教さんの解説していた内容です。
今回解説されてなかったchapter5には人を育てるコツが書かれています。それも大切な項目ですよね。実際に書籍を手に取って中身をチェックしてみたいと思います。
優れたリーダーというのはつまり優れた人物だと思います。リーダーを任されていなかったとしてもここに書かれていることを意識し実践していたらいろいろなことが変わってくるのではないかと思います。
人間として成長できるよう、この動画からの学びを活かしていきたいと思います。

『【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)』をYouTubeで見る!