大事なのは指示ではない、質問だ!

先日金川さんのセミナーにまたまた行ってきました。
その時の「いいリーダーとはどんな人だろう?」質問がありました。

金川さんはセミナーで良いリーダーとは「頼みのプロ」だ!といってました。
それはどうしてかというのが今回のお話。

サラリーマンの方でしたら、上司がいるのは当たり前。
逆に独立したら部下ができるのが当たり前。

なぜか?それは一人でできる作業量には必ず限界があるから。

僕も副業本業の掛け持ちしているときはよく思いました!
「やりたいこと、やらなければいけないことが多すぎる!全然時間が足りなーい!」
1日が40時間あればいいのにと思うこともよくありましたが
残念ながら、1日は24時間を変えることは誰にもできません笑

ということは、誰かに手伝ってもらって自分の時間を確保するしかないのです!
一流の職人でない限り、自分にしかできない仕事なんてほとんどないはずです。
あったとしてもその一部の自分しかできない作業以外はほとんど他人にやってもらえばいい!そうすれば時間が確保できます。

金川さんもセミナーでよく言ってますが『自分の時間を増やす=成功への近道』
つまり人に仕事を頼む力、『頼み力』は絶対必要なのです。

ポイントは「いかにメンバーのモチベーションを下げずに作業してもらえるか」

忙しさや得意不得意を考慮せずに一方的に指示をするだけでは相手のモチベーションは上がりません。上がらないだけならまだしも、モチベーションが下がってしまうこともあります。モチベーションが下がると作業効率も落ちます。
期限は守れなくなり、大きなミスが発覚して作業をもう一度やり直しすることも・・・
チームは一瞬で崩壊します。

そこで金川さんがセミナーで教えてくれた頼み力のコツ2つが役に立ちます!!

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コツ1:『指示ではなく、質問』
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相手を動かすときに効果抜群な方法!

例えば「この仕事やって」「〇〇日までだから」
という言い方では相手の状況に考慮をしていないのでモチベーションを引き出せないんです。モチベーションを引き出すには、やるかやれないかの判断を相手に委ねるように言えばいいんです。そのためのコツこそが、指示ではなく、質問なんです。

具体的にはこうです。「この仕事できますか?」「やってみたいですか?」「〇〇日までにできますか?」「今どんな作業を抱えてますか?」

作業が遅れている場合の催促も「まだできないんですか?早くやってください」ではなく
「あの作業、もう手を着けてますか?どれくらいできてますか?
もし他の作業で忙しいのでしたら教えてください。他の人に頼みます」
というように言えばいいんです。

間に合うかどうかの判断を相手に委ねる。
もしそれで本人が「やります!」というのなら、今取り組んでいる作業を教えてもらい優先順位をアドバイスすることができます。相手も作業に熱を入れて取り組んでくれるはずです。

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コツ2:「まずは1つ、大急ぎ案件を作る」
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これは、作業してもらう人にとって苦手な分野や、初めてやる作業の場合に特に効力を発揮します。苦手な作業や、やったことがない作業は誰でも無意識に避けてしまい苦手に感じてしまうものです。

それを解決するために、小さくてもいいから1つ、大急ぎの案件を作って作業を振ります。
「〇〇の企画を考えてください」ではなく、「〇〇の企画を考えてください。まずはターゲットのイメージを固めて明日までに報告してください」という感じです。
手をつけさえすれば、どんな仕事もいつか必ず終わります。
重要なのは、苦手でもなんでも、とにかく着手させることです。
とりあえずでも着手させて成功体験を積ませていけばその作業に自信を付けてもらえるんです。モチベーションを高い状態で維持したまま作業をモリモリこなしてくれるはずですよ。チームを組めば、自分の限界を超えた作業をこなすことができます。

そのためにはチームのリーダーが、いかに他のメンバーに効率よく動かせるかにかかっています。リーダーになったとき、まず意識してほしいことは『指示ではなく質問で』ということです。「できそうですか?」「やってみますか?」という流れで作業を振れば、メンバーも決して嫌な気分にはなりません。きっと尽力してくれます。

ということでした!

人を使うより、意外と自分でやったほうが早いからと、やってしまうのではなく、その人の力を考え、頼み方を変えれば世界は全然違ってくるんだと気づかされたセミナーでした。