最新書籍情報

金川顕教さんの最新書籍の情報をお知らせします。
書籍のタイトルは『80分でマスター! [ガチ速]簿記入門』です。
2020年11月27日に扶桑社から出版されています。

ビジネスは数字の世界。仕事で成功するためには数字に強くなる必要があります。
数字に強くなるために学ぶと良いことは「会計、簿記、決算書」だと金川顕教さんは言います。前著『ガチ速[決算書]入門』が好評を博し、本書も「数字アレルギー」を解消できる一冊、とのこと。
経理や簿記は初めての方も、簿記検定を受けたいという方も、これから起業を考えているという方も、会社経営者も個人事業主の方も、全てのビジネスパーソンに必要な数字力を鍛えることができます。

初めて簿記の試験を受ける方は3級のテキストよりもまずこちらを読むことを勧められるほど、分かりやすく順序だてて解説してあるようです。前著の決算書入門と合わせて読むことでより知識が深まります。
今や必須スキルともいえる会計や簿記。一つでも多く自分の武器を持つことはとても良いことです。
レビューでもかなり分かりやすいと大好評の一冊ですので、苦手意識を持っている方こそぜひ手に取ってみて欲しいと思います。
金川顕教さんの書籍の分かりやすさは本当にぴか一だと思います!

書籍はAmazonより購入することができます。
『80分でマスター! [ガチ速]簿記入門』を購入するにはこちらからどうぞ。

【16分で解説】なぜ社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学(小堺桂悦郎 / 著)

金川顕教さんのYouTube図書館には既に250本以上のビジネス書の解説動画がアップロードされています。速読、多読、熟読という読書術を持つ金川顕教さんは1冊を20分で読み終えることができるそうです。だからこそこれだけ膨大な量の書籍を読むことができるし、YouTube図書館に解説動画をあげられるのだと思います。しかし、本を読んでそこに書かれていることを理解すること、そしてそれをアウトプットし続けることは簡単なことではありませんよね。金川顕教さんの努力と、知識の引き出しの多さには毎回驚嘆しています。
今回は小堺桂悦郎さんが書いた『なぜ社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学』を解説した動画を視聴したので感想を書きたいと思います。
この書籍は100万部を超えるベストセラーで、会計の入門編といえる一冊だそうです。会計と言えば経理の人しか関係ないと思いがちです。実際自分にとってもあまり身近な分野ではありませんでした。でも「数字はビジネスの共通言語」という金川顕教酸のことばにハッとしました。今後起業を視野に入れているような人はもちろんのこと、社会人として世の中のビジネスに関わっている以上、最低限の知識だけでも身に付けておくべきだと思えました。

さて、書籍の題名にもなっている問題、社長のベンツが4ドアの理由についてです。
それはベンツを経費にしているから。2ドアの車はプライベート感が強く経費として認められにくいそうです。どんなにお金を持っていたとしても社長は一括でベンツを買わないのだそうです。手持ちの現金がたくさんあるのなら話は別ですけど、現金全てを使って1200万のベンツを買ったら税金はいくらかかるでしょうか?そういう計算ができない社長だとしたら会社の存続は難しそうですね。
会計処理において、車などの高価なものを買った時にその代金を購入したその年で一度に経費とするのではなく、分割して少しずつ経費に計上する「減価償却」というルールがあるそうです。だから経費として車を買う場合、ローンやリースで購入し、費用を経費に計上する方法をとるということでした。そして新車ではなく中古にするメリットは2年で償却できるからだそうです。
自分が車を買う時にはそんな複雑に考えたことがありませんでした。社長は常にこうしたことを考えながら過ごしているのだと考えると、やはりその立場にいるだけあるなと思います。

続いて借金を抱える旅館が何故潰れないのかという話です。潰れるか潰れないということは儲けとは別の話で、「資金繰り」と「決算書」がカギなのだそうです。資金繰りが出来ていれば借金があったとしても潰れることはないそうです。借金経営が成り立つには、1:現金商売であること、2:原価率が低いこと、3;季節による変動が少ないことの3つの条件があります。旅館の場合原価率は35%で利益は65%なので現金が貯まるし、人件費などの固定費に比べ売り上げの増減によってかかる費用である変動費がほとんどなので潰れにくいということでした。
今回のコロナ禍では旅館の廃業をニュースで目にすることがありました。観光業などは経済的に大打撃を受けたためGo Toトラベルキャンペーンを打ち出しましたが、はたして上手くいくのでしょうか…個人的にはいろいろな面で不安です。
決算書についての話は金川顕教さんの『すごい会計思考(金川顕教著 / ポプラ社 )』で詳しく解説しているので、そちらもぜひ見てみてください。

第3章は社長がベンツを売るとトクなのはなぜかが書かれています。儲かっている時は法人税を多く払いたくないのでベンツを買うなどの方法で節税をします。儲かっていない場合は逆にベンツを売りに出すことで利益を得ようとします。借金がある社長は銀行からの融資を止められたくないから黒字にしようとし、逆に儲かっている社長は法人税を払いたくないから赤字にしようとするという部分が、会計が絡んだ複雑な仕組みだと思いました。これまで自分は黒字がよくて赤字は悪いという単純な思考でしたので、きちんと会計のことを一から勉強した方がよさそうですね。
脱税についてチュートリアルの徳井さんと青汁王子の例を挙げて説明がありました。脱税の金額の大きさ、悪質度によって逮捕されるかどうかが変わるということでした。
何はともあれ脱税はいけないことです。脱税ではなく上手に節税するためにも会計の知識は不可欠なものだと思いました。

以上。『【16分で解説】なぜ社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学(小堺桂悦郎 / 著)』の内容です。
会計の話だけあって金川顕教さんの解説もいつもよりさらに分かりやすかったように感じました。
正直苦手な分野でしたが、書籍も金川顕教酸の解説も初心者にも理解しやすいと思います。知っていて絶対に損はない分野です。ぜひ苦手意識を振り払って見てみてくださいね!

『【16分で解説】なぜ社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学(小堺桂悦郎 / 著)』をYouTubeで見る!