【12分で解説】チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン / 著)

今回は金川顕教さんのYouTube図書館から『【12分で解説】チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン / 著)』を視聴したまとめと感想を書きたいと思います。
『チーズはどこへ消えた?』という書籍名では、いったいこの本には何が書かれているのかが想像できませんね。この書籍では人間関係や恋愛、仕事、友人、家族などに関して絶え間なく起こる変化に正しく対応するためのヒントが書かれているそうです。
全世界で累計2400万部を超えるベストセラーで、日本でも400万部以上売れています。
金川顕教さんは「この本を読むと人生が変わると思っている」そうです。家に1冊置いておいた方がいいかもしれませんね。
中身についてまずまとめていきたいと思います。

この書籍にはネズミが2匹と小人が2人登場し、チーズを求めて迷路を探し回るところから始まります。チーズというのは、「人生で求めるもの、理想の自分」を表しています。それは例えば仕事や家族やお金や健康や名誉のことで、人それぞれ違っていると思います。一方迷路は「チーズを追い求める場所、日常の困難の象徴」で、会社や家庭といった社会のことを表しているそうです。
迷路の中に大量のチーズがあるチーズ工場を発見したネズミと小人。ネズミは考えることができないので、毎朝自分のねぐらから走ってそのチーズ工場へ通います。一方小人は賢いのでチーズ工場のそばに引っ越したり、お昼からゆっくり工場へ向かうようになりました。ところがある日チーズ工場からチーズが消えてしまいました。ネズミはチーズが消える前からチーズが減っていることに気付き、すぐに新しいチーズ工場を探しに行きました。ところが小人2人はチーズが減っていることに気が付きませんでした。無くなってからはじめて「チーズはどこへ消えた?」「こんなことがあっていいはずない!」と叫び、チーズがまた戻っているかもしれないと工場に向かってはチーズが無いことを確認する日々が続きました。
チーズが無くなった後の行動はネズミと小人で全く異なっています。そしてもちろんその後の結果も大きく変わるわけです。

人は根拠もなく今の幸せが続くと思いこんでいます。慢心してしまうんですね。でも健康も仕事も当たり前ではないと気が付かなくてはいけません。よく大病してから健康のありがたみが分かったとか言いますけど、慢心していない人は水や食料などいろいろなことに気を配り健康でいられるよう努力しています。金川顕教さんもかねてから健康でいるための努力をされていますよね。生きていたらいろいろなことがどんどん変化していきます。でも変化は何かを失うということではなく、何かを得ること。逆に現状維持は退化や衰退と同等だとこの物語は示しています。変化に対応することができる人が新しいチーズ(幸せ)を手に入れることができるのだと。

チーズがない日々が続き、ついに小人の一人が迷路の先へ進むことを決意します。もう一人は臆病なのでチーズがなかったらどうするんだ、とその場に留まりました。
迷路を進むことに決めた小人は未知の領域を前に「恐怖」を感じますが、もし恐怖がなかったらどんな行動をするだろうか考えました。自分を客観視したんですね。すると考え方がポジティブに変わっていき、過去に固執するのではなく未来のことを考えられるようになりました。
新しいことを始めるには不安を感じるものです。不安や恐怖があるから動き出せないだけで、この不安や恐怖をポジティブに捉えることができたらどんどん行動に繋がり新しいチーズを手に入れることができるようになります。
ネズミがすぐに行動することができたのは、恐怖という考え方がなかったからです。だから恐怖が無ければ自分がやりたいことは必ず達成できるはずなんです。迷路に入る(=新しいことを始める)ことは恐怖ではなく「希望」なんだと捉えることがとても大事なポイントと言えるでしょう。

迷路を進んだ小人は進んだ先に工場を見つけますが、そこも既に空っぽになっていました。そこで一つの教訓を得ます。「古いチーズに見切りをつければそれだけ早く新しいチーズを見つけられるのだ」と。過去の失敗というのは現在には関係はないし、過去の失敗を言い訳にして諦めても意味がない。前に進むか決めるのは「今」の自分だ。過去を悔やんでも何も変わらないのだと。
さらに迷路を進んだ小人はついに新しいチーズ工場を発見します。そこには既にネズミ2匹の姿もありました。小人は「変化してよかった」と思いました。
チーズは常に恐怖の先にあります。何かを得たい場合は未経験の場に踏み込んで結果を得なければなりません。失敗したら馬鹿にされたり何かを失ったりするかもしれないけれど、結局自分が欲しいものは恐怖の先にしかないわけです。
恐怖を感じているということは前に進もうとしている証拠です。だからその恐怖を楽しんで欲しいとこの本には書かれています。

迷路を進んだ小人は以下のことを学びました。
変化は必ず起こるということ。変化を予期して常に備えておくべきだということ。変化を探知して素早く対処すること。変化に合わせて自分も変わっていかなくてはならないということ。その変化を楽しむこと。

この書籍を読んで金川顕教さんが伝えたいことは2つあります。1つは「早く行動すること」。考えても恐怖や不安が大きくなるだけ。考えるよりもまずやってみることが大事です。2つ目は「最大の失敗は何もやらないこと」。何かをやってみて失敗したとしても何もやらないよりましです。そういう過程も含めて変化を楽しむことが大事なんですね。

以上が動画の内容のまとめです。
あなたはネズミか小人のどちらに似ていると思いましたか?自分は断然小人でした。成功している人たちはみんなネズミタイプの人でしょうね。自分が求める理想の人生にするためには行動が大切だということはよく分かっています。でもやっぱりはじめの一歩を踏み出すのって勇気がいりますよね。一歩進んでみたら案外二歩目三歩目は簡単に進めるものです。
自分に足りないものは「変化を楽しむ」という認識だと感じました。もっとポジティブに未来のことを考えようと思います。
恐怖を感じているということは前に進もうとしている証拠という言葉がとても励みになりました。
いつか自分の人生を振り返った時に「変化してよかった」と思えるように、どんどん変わっていく周りにしっかり対応していきたいと思います。

とても興味深いこの書籍、ぜひ皆さんもご覧ください。
『【12分で解説】チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン / 著)』をYouTube図書館で見る!

【7分で解説】人を操る禁断の文章術 後編(メンタリストDaiGo / 著)

前回に引き続き、メンタリストDaiGoさんの書いた『人を操る禁断の文章術』について金川顕教さんが解説した動画の後編を紹介したいと思います。

後半は人を操る禁断の文章術のステップ3「5つのテクニック」についてです。
1つ目は「書き出しはポジティブに」。人は第一印象の影響から離れられないと言われています。だから好印象から始めることが大事です。「初めてです」「変わりました」「もっとお話がしたかったです」「嬉しいです」というようなポジティブな感情を表す言葉を具体的に書くことが大事です。
2つ目は「何度も繰り返す」こと。伝えたいことを繰り返せば繰り返すほど説得力が増します。同じ意味と感情を表す違う言葉を用いること、つまり表現を変えて繰り返すことが大切です。同じ言葉を3回以上繰り返すことは逆効果になってしまうので、違う言葉、違う表現で10回繰り返すようにしましょう。
3つ目は「話し掛けるように書く」こと。会話を文章化するだけでイメージしやすくなります。人は文章より会話の方が内容を覚えやすいそうです。読み手の反応を取り込んで書くことで相手の心を動かせるようになります。
4つ目は「上げて、下げて、また上げる」。読み手の感情の起伏を激しくすればするほど文章の持つエネルギーが強くなるそうです。一般の男性は優しく楽しい思いをさせるだけだが、ホストは怒らせたり悲しませたりもするから女性がハマるのだそう。ドラマや映画でも必ずピンチな場面がありそれがドラマや映画を面白くさせていますよね。文章にもドラマを、そしてそこにピンチを入れることで、文章がパワーアップするということでした。
5つ目は「追伸をつける」こと。あらゆる文章で最も記憶に残るのはp.s.とか追伸の部分だそうです。というのも、ツァイガルニク効果といって人は達成したことよりも中断したことが印象に残りやすい性質があるからです。その性質を利用して、追伸に伝えたいことや行動させたいことを書くと効果的だということです。

以上が後編の内容です。
この書籍にはたくさんの情報が盛り込まれていました。前編で紹介した7つのトリガー、後編で紹介した5つのテクニック全てをすぐに覚えることは難しいと思います。だから何度も動画を見て、しっかりと自分の中で理解することが大切だと金川顕教さんは言っていました。
ここで学んだ文章術を意識しよう!と思っていても全てを今言えるほど理解できていないのが現状です。金川顕教さんの言うように、繰り返し動画を見て理解を深めることが大事なんですね。そうでなければ実践することができません。
LINEとかSNSとかが普及したので、電話で直接話すよりも文章を書く機会が増えているのではないでしょうか。
ビジネスの場合文章は相手に行動させるためのもの。どんな文章だったら行動したくなるのか、世の中にあふれている文章を読んで分析するのも勉強の一つかなと思います。
メンタリストDaiGoさんの文章術、ぜひ学んでみませんか?

『【7分で解説】人を操る禁断の文章術 後編(メンタリストDaiGo / 著)』をYouTube図書館で見る!

【12分で解説】人を操る禁断の文章術 前編(メンタリストDaiGo / 著)

ネットビジネスでは、話すスキルと書くスキルがとても重要です。このスキルがあれば成功できるとも考えられていて、お金を払ってスキルを身に付ける人もたくさんいます。金川顕教さんも起業する際、パブリックスピーキングを習得するために自己投資しています。
今回紹介するのはメンタリストDaiGoさんが書いた『人を操る禁断の文章術』という書籍をYouTube図書館で金川顕教さんが解説した動画です。この書籍を読むことで、たった3ステップで人を動かす文章が書けるようになるとのこと。しっかり理解して活かしていきたいですよね。
前編、後編に分かれているので、まずは前編のまとめと感想を書きたいと思います。

文章というのはたった1つの目的のためにあります。それは「読ませること」ではなく、「行動させること」だと理解することが重要です。
人を操る禁断の文章術ステップ1に、「書かない3原則」というものがあります。原則1は「あれこれ書かない」こと。色々伝えたくて長文になってしまいがちだけど、読む立場だと長文だとなんだか疲れてしまうしそもそも読みたくなくなってしまいますよね。読み手としての意識を持って文章を書かないと、読んでもらえない独りよがりな文章になってしまいます。原則2は「きれいに書かない」こと。論理的に正しいことを言うだけでは人の感情を揺さぶることはできません。喜怒哀楽の感情や情景が伝わるような文章で読み手の想像力を刺激し感情を引き立出すことが大事です。ロジカルよりもエモーショナルな文章を書きましょう。原則3は「自分で書かない」こと。文章を書く時に自分の頭の中で「何を書こうかな」と考えるのは間違いだそうです。読み手は何を知りたいのか、何を求めているのかを考えて文章を書くことが大事です。そのためには読み手を具体的にイメージすること、周りの人に関心を持つことが大切です。

ステップ2は「人を動かす7つのトリガー」について書かれています。これを理解すれば何を書けばいいかもう悩まなくなります。トリガーの1つ目は「興味」。読み手がどんなものに興味を持っているか探る方法です。これはホットリーディングといって事前に相手を観察し調べる方法を使います。今は何かしらSNSをやっている場合が多いので、SNSを見れば相手の興味のあるものが簡単に調べることができますね。2つ目は「本音と建前」。人間は理想と現実の間で揺れているものです。どんな理想を持っているのかを気付かせること、理想と現実のギャップを埋めることが大事です。3つ目は「悩み」。人間の悩みは「健康や美容」「夢・将来」「人間関係」「お金」の4つしかありません。読み手がどんな悩みを持っているかを見抜き、解決策を文章で示して誘導することが大事です。悩みというものは年齢とともに変わるものだということも覚えておきましょう。4つ目は「損得」。人間は得することよりも損することを嫌います。デメリットを正直に書きその上でこんなメリットがあると伝えることで相手からの信頼を得ることができます。デメリットを書き、それを上回るメリットでしめる文章を書くようにしましょう。5つ目は「みんな一緒」。自分だけ乗り遅れるかも知れないという恐怖は人を駆り立てます。また憧れの人が持っているものに興味を持ちます。○%の人が持っているなど、数値化して示すことで出遅れ感を演出することができます。6つ目は「認められたい」。人間には承認欲求が必ずあります。初めてです、とか変わりましたという言葉は相手の承認欲求を満たす言葉なので、上手に使いましょう。7つ目は「あなただけの」。人間は限定モノに弱いものです。ここだけの話、とかあなただけに教えます、という言葉を使うのもテクニックの一つです。

以上が前半の内容でした。
文章を書く時、自分の書きたいことではなく相手の求めているものを書くという大前提から間違っていることが多いと大反省です。
どんな人が読むのか、どんなことが知りたくて読むのかということをもっともっと深く考えなくては相手を動かす文章を書くことはできないですね。
7つのトリガーについて具体的でとても分かりやすいです。このトリガーを意識することで出来上がる文章はものすごく変わると思いました。
これから情報を発信するときには3つの原則と7つのトリガーをしっかり意識していきたいと思います。
後半の内容もまた紹介したいと思います。

なかなか本を読む時間を取れない人にとって、金川顕教さんのYouTube図書館のようなビジネス書の解説動画はとてもありがたいものだと思います。
自分で読んだ時よりも理解が深まることも多々あります。ちょっとしたスキマ時間にできる自分磨き。ぜひ忙しい人ほど見てください。

『【12分で解説】人を操る禁断の文章術 前編(メンタリストDaiGo / 著)』をYouTube図書館で見る!

【13分で解説】ベストセラーの値段 お金を払って出版する経営者たち(水野俊哉 / 著)

今回も金川顕教さんのYouTube図書館の動画を紹介したいと思います。今回見たのは『【13分で解説】ベストセラーの値段 お金を払って出版する経営者たち(水野俊哉 / 著)』という動画です。この本を書いた水野俊哉さんは、ベンチャー起業家、経営コンサルタントとして多くの企業経営に関わりながら世界中の成功本やビジネス書を読んで来たそうです。近年は富裕層の思考法やライフスタイル、成功法則を広めるため執筆活動もされているとのこと。その中の1冊が今回金川顕教さんの解説するこの書籍なんですね。
出版についての書籍は以前も解説動画を紹介しました。(『【17分で解説】本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある(吉田浩 / 著)』
金川顕教さんにとって出版というのは、3つある人生でやってよかったことの1つなんだそうです。ちなみに他の2つは起業と海外旅行とのことです。
以前の解説動画では、「人間は一生に1冊は本を書きなさい」という哲学者の言葉もありました。既に30冊以上の書籍を出版されている金川顕教さんにとって、本というのはとても大切なものだといいます。出版というものは身近なものではないかもしれないけれど、いつか自分でビジネス書や自己啓発書を書きたいと思って動画を見たり書籍を読んだりして勉強することはとてもいいことではないでしょうか。
では、内容についてまとめや感想を書いていきたいと思います。

1章は出版業界に未来はあるのか、ということが書かれています。現在出版業界は不況だと言われています。40代の編集プロダクション勤務で手取りが15万程度というという例もあるようで、正直そこまでひどいとは思っていなかったので驚きました。出版すると印税ががっぽりもらえるという印象がありますよね。でも、ビジネス書の作家が印税で稼ぐ時代は終わってしまったといいます。年に10万部売れたら1000万程の印税が入りますが、活字離れの進んでいる今ではなかなか難しいもののようです。金川顕教さんは毎月1冊出版をして印税が1000万ほどあるようですが、ビジネス書の著者は年に4冊出しても新卒社員と同等の稼ぎしかないと言われているそうです。
では本や出版に魅力はなくなってしまったのかというと、そういう訳ではありません。最近では印税のために出版するのではなく、ビジネスを伸ばすためのツールとして出版をする経営者が多くいるのです。企業ではなく社長個人をブランディングするために「投資」として出版が選ばれているようなのです。
現在のビジネスはリアルとネットが絡んでいかないと生き残れないようになっています。金川顕教さんはリアルとネットを融合させるためのものでリアルにある最強のツールが本の出版だと考えています。これからの時代は、自分の信用や価値を得てポジションを確立するために経営者は出版を投資対象として意識することが大切だということです。

2章は投資としての出版ビジネスについて書かれています。本を1冊出版すると、その道のプロとか専門家として見られ、信用を得やすくなります。お客様がお金を落とすのは信用出来る人のところです。自分が客の立場でも信用できない人からは何も買いたくないですよね。CMに高感度が高い芸能人を起用するように、ハロー効果と言って人は物事を判断するときに対象物に対して後光を感じ取ると、対象の印象を歪めてしまう性質があります。このハロー効果はいろいろなビジネスで活用されています。経営者は出版をすることによってハロー効果を生み、自分のメッセージを強くすることができるのです。
出版マーケティングを行うべきビジネスが5つ挙げられています。不動産業、コンサルタント業、セミナービジネス、ウェブビジネス、士業の5つです。また、上場していないベンチャー企業の経営者も求人のために出版するのもいいかもしれません。金川顕教さんは優秀な人材の求人目的もあり出版をされたそうです。

3章は作られたベストセラーたちについて書かれています。2005年に「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という書籍が160万部のベストセラーとなりました。この書籍は、著者が1000万円かけて新聞に公告を出しベストセラーにしたそうです。この事例からベストセラーというものは作れるものだと認識されるようになりました。お金をかけて売るのは汚いという考えが、マーケティング戦略として当然だという考えに大きく変わっていったのです。ちなみに1000万円というのは広告費として高くない金額だそうですよ。

4章はベストセラーの作り方「出版のやり方編」です。出版には商業出版と自費出版の2つの方法があります。ビジネスを広めるために出版するのなら制作コストを全て出版社がもってくれる商業出版を選びましょう。商業出版のメリットは費用の面だけではありません。書店に書籍が流通するので、今まで自分たちのビジネスや社長を知らない多くの人に見て貰う機会が増えます。また、書店にずっと自分の場所を確保するために年に2回は出版を続けることがお勧めということでした。
もし本を書くことに抵抗があったとしても、自分で書く必要はないので安心してください。今では音楽でも漫画でも書籍でも分業制で作品を作っています。ホリエモンこと堀江貴文さんも書籍を出していますが本人は書いていません。
信用できるコンサルタントと出会うためにも本を書いている著者との人脈をしっかり作り勉強することから始めるといいでしょう。
金川顕教さん自身も出版を経験しているので、経営者で出版を考えている人は金川顕教さんのLINE@へ連絡を入れたらアドバイスを頂けるそうです。

以上が解説動画のまとめです。
一般の方向けというより経営者やビジネスを始めた方向けのものかもしれません。
現在は出版の目的が昔と大きく異なっていて、自分の信用を高めたり認知度を高めたりするためのツールとして用いられることを知りました。
確かに出版するというのは身近ではない分、出版している人に対して無条件にすごいとか専門的知識を持っているんだと感じてしまいます。ビジネスではこうしたことを上手く活用することが大事だと改めて理解しました。
自分の生涯の中で出版することがあるかどうか、今はまだ分かりません。
出版に限らず、この解説動画ではハロー効果の活用やベストセラーの作り方などビジネスで活かせる技が紹介されていました。こうした学びを無駄にしないよう努力していきたいと思います。


『【13分で解説】ベストセラーの値段 お金を払って出版する経営者たち(水野俊哉 / 著)』をYouTube図書館で見る!

【11分で解説】エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン / 著)

今回は金川顕教さんのYouTube図書館の『【11分で解説】エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン / 著)』という動画を視聴したまとめと感想を書きたいと思います。

まずエッセンシャル思考という聞きなれない言葉について。エッセンシャル(essential)という言葉には「欠くことのできない、必須の、非常に重要な、本質の、本質的な」という意味があります。エッセンシャル思考を分かりやすく言うと、「99%の無駄を捨てて1%に集中するという思考」で、 本当に必要なことを仕事の中で見極めてそれを確実に実行するための考え方だそうです。「より少なくしかしより良く」と書かれており、100%の中に重要なことは1とか5とか10しかなく、それを使って120%の成果を出すためのスキルがこのエッセンシャル思考ということです。
全てやらなくてはとかどれも大事とか全部できるという思い込みを捨てることが大事になってきます。
この書籍はアップルやグーグル、Facebook、Twitterといった大企業にアドバイスを与えているすごい人物が書いた書籍で全米でベストセラーとなったものの邦訳版です。
それを聞いただけでも、書かれている内容はとても重要なことだと想像できます。金川顕教さんの解説で、エッセンシャル思考の基礎である「選択」「ノイズ」「トレードオフ」についてしっかりと中身を学んでいきたいと思います。

1章はエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考について書かれています。エッセンシャル思考は「考え方」「行動」「結果」の3つに分かれますが、非エッセンシャル思考は全て大事と考えていて、これを金川顕教さんはALL思考と呼んでいます。非エッセンシャル思考の人はto doリストを作ってどんどんやることを溜めていきます。その結果全てが中途半端になり仕事に振り回され疲れ切ってしまうという結果になります。
一方エッセンシャル思考の人はONLY思考で本当に大事なことや必要なことを厳選しようと考えているのでやることを計画的に減らしていきます。その結果仕事は充実し質の高い仕事が出来、仕事をコントロールすることができます。
つまりエッセンシャル思考というのはより多くのことをやり遂げる技術ではなく、正しいことをやり遂げる技術なのです。
次に、優秀な人ほど成功のパラドックスに陥りやすいという話になります。成功のパラドックスには4段階あり、まず第1段階として目標を見定め成功へと一直線に進んでいきます。その結果「頼れる人」だと評判を得るのが2段階目です。周りの人は「頼れる人」にどんどん仕事を振ってくるので、やることが増えすぎてしまいます。これが3段階目。その結果本当にやるべきことやりたいことができなくなってしまう第4段階目に突入してしまいます。
人でも企業でも、多くを求めすぎると失敗してしまうという傾向があります。人が何故方向性を見失ってしまうのかというと、選択肢が多すぎるという理由があります。また他人の意見がうるさすぎること、全部手に入れよう全部やろうという考え方が浸透している時代だということも原因になっています。
方向性を見失わないために、他人の意見や希望ばかりに耳を傾けず、本当に大事なことは何かを自分でしっかり見つめることが大切なんですね。

続いて本題に入ります。エッセンシャル思考の基礎その1「選択」についてです。多くの人がどんな選択肢があるかということばかりに目を向け、その中から何を選ぶかという「選ぶ能力」を見過ごしてきたとこの本には書かれています。
金川顕教さんも大学生時代自分が数ある資格の中から「会計士」を選びましたが、どんな選択肢があるかばかり気にしていて、「起業」という最終目的を選ぶことができなかったと振り返っています。
どんな選択肢があるかということももちろん大事ですが、その中から選ぶ能力はもっと重要だということです。

思考の基礎その2「ノイズ」について。経営コンサルタントや投資家であるリチャード・コッチ曰く、大半はほとんど価値がなくほとんど成果を生まない。少数のものだけが非常に役立ち大きな影響力を持つ、と。パレートの法則というものがあり、20%の人や商品が会社の売り上げの80%をもたらしているとか、20%の努力が80%の成果をもたらしているというように、「より少なくしかしより良く」を表しています。努力の量と成果は比例するという考え方はただの理想であって実際はごくわずかな重要な仕事をきちんと見極めて努力することが成果に繋がります。本当に重要なことは少ないのだということをしっかり理解することが大切です。

思考の基礎その3「トレードオフ」について。トレードオフというのは何かを達成するためには何かを犠牲にしなくてはならないという関係のことです。人はどれかを選ばなくてはならないのでトレードオフは当たり前のことです。何を諦めなければならないかと考えるのはネガティブなので、何に全力を注ごうかとプラス思考でポジティブに考えることが大切だということです。
例えば家族、友人、健康、仕事が衝突した時に自分はどの問題に全力を注ぐか常に自問自答して、その時に重要なことや必要なことを戦略的に慎重に選び取ることが大切です。

以上がこの動画で紹介されているエッセンシャル思考についてです。
エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の違いの部分では、金川顕教さんがnot to doリストをつくることの重要性を教えてくれたことを思い出しました。
本当に重要なことはとても少ないということをしっかり理解し、今目の前にある仕事は本当に重要かをきちんと見極め選んでいかなくては自分の負担がどんどん増えるだけだということが分かりました。
トレードオフの話では、何かを諦めるというネガティブな考え方でなく、何に全力を注ぐかとポジティブに考えていくことがとても素晴らしいと思いました。この考え方では犠牲にしたものに対しての罪悪感が薄れるなと思います。
エッセンシャル思考という言葉を初めて知りましたが、金川顕教さんの書籍で学んできたことをきちんと実践できていればエッセンシャル思考が身に付いていると言えるなと感じました。
今後も学び続けていきたいと思います。

『【11分で解説】エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン / 著)』をYouTube図書館で見る!

【9分で解説】人を動かす 後編(D・カーネギー / 著)

今回は前回の続き、『【9分で解説】人を動かす 後編(D・カーネギー / 著)』を視聴しました。まとめと感想を書いていこうと思います。

後編はSTEP3からです。STEP3は人を説得する12原則について書かれています。金川顕教さんは12原則のうち3つの原則を抜粋して解説しています。
1つ目は「議論を避ける」こと。議論をして勝った方は気分がいいでしょうけど、負かされた方は自尊心が傷付けられます。議論に勝ったとしても相手からの好意を得られません。ですから人を説得したい時は議論を避けるべきだということでした。
2つ目は「YESと答えられる問題を選ぶ」こと。これも1つ目と同じで、NOと言われたら言われた側の自尊心が傷付けられます。また、NOと言ってしまえばそこで終わってしまいます。例えYESと答えられない場合でもすぐにNOと言わずに、相手に関心を寄せて相手が納得するような代替案を提案することが大切です。
3つ目は「対抗心を刺激する」こと。成功者はみんなゲームが好きです。人は誰でも優位に立ちたいという気持ちや他人に認められたいという気持ちを持っています。その気持ちを刺激する方法です。工場の昼勤と夜勤のこなした工程数を床に書くことで1番生産性の高い工場に導いた例が紹介されていましたが、嫌味な部分が一つもなくみんなが楽しんで取り組める素晴らしい案だと思いました。
人を説得する時は自分本位になりがちですが、そういう時こそ「他人の立場に身を置く」ということが大切だと感じました。

STEP4は人を変える9原則です。そのうちの3つを金川顕教さんが解説しています。
1つ目は「自分の過ちを話す」ということ。これは金川顕教さんも人脈についての書籍などいろいろな場面で言っていることです。人に注意をするとき、自分も決して完ぺきではないとか失敗も多くしているという前置きをすることで、相手は不快な思いをすることなく受け入れることができるようです。
2つ目は「期待をかける」こと。人は誰でも認められたいという承認欲求を持っています。承認欲求はくどいほど出てきますね。人を動かす3原則の2つ目「重要感を持たせる」とか、人に好かれる6原則の6つ目「心から褒める」とリンクしていますね。過度な期待はプレッシャーにもなってしまいますが、期待をされると嬉しく感じてそれに応えようと努力したくなりますよね。期待をかけることで人の行動を変えることができるようです。
3つ目は「激励する」こと。馬鹿にされたり罵倒されたりすると向上心が失われてしまいます。他人の立場に身を置くことを絶対に忘れてはいけません。やればできると思わせること、あなたの能力を信じているよと伝えること、このような激励は相手の向上心を高め相手を変えることができます。
この3つの原則を自分が誰かから言われていることを想像しながら聞いていました。親や教師からこの原則のように声を掛けてもらっていたら今もっと違う自分だったのかなとも思ってしまいました。人を変えることはとても難しいことです。自分が変わることもとても難しいです。変わってほしいという人がいた時にはこの原則を思い出し、相手が気持ちよく自分から変わろうと思えるように導けるような人になりたいと思いました。

後編で紹介されたのはこの6つの原則でした。金川顕教さんは特に前編で紹介した人を動かす3原則と人に好かれる6原則が大事だと言っていました。その後紹介されている原則は前半の9つの原則の補足的な側面があるということです。ですから前編の動画を何度も繰り返し見て自分の中にしっかり落とし込み、人に伝えられるくらいに勉強することを勧めていました。
前編後編通してとても勉強になるすばらしい動画&書籍だと思います。
後編で特に印象に残ったのはNOで終わらせないという話でした。相手の気持ちを考えて自分には何をしてあげられるか考え、相手に誠実に向き合うことはとても大切だと思いました。この動画と書籍からの学びを今後にしっかり活かしていけるよう、自分の中に落とし込もうと思います。

『【9分で解説】人を動かす 後編(D・カーネギー / 著)』をYouTube図書館で見る!

【13分で解説】人を動かす 前編(D・カーネギー / 著)

今回もYouTube図書館の動画を紹介したいと思います。視聴したのは『【13分で解説】人を動かす 前編(D・カーネギー / 著)』という動画で、前編後編に分けて解説してあります。まずは前編のまとめと感想を書きたいと思います。

この書籍は全世界で1500万部も売れているスーパーベストセラーの本です。仕事している人は絶対に役に立つ内容が書かれていると金川顕教さんが言っているので必見です。
この書籍に書かれているのは人を動かす3原則、人に好かれる6原則、人を説得する12原則、人を変える9原則、幸福な家庭を作る7原則ですが、この動画では金川顕教さんが等に大事だと思うところをピックアップして解説してくださっています。その部分をしっかり理解するだけでもかなり今後の仕事にいい影響が出ると思いますので繰り返し学んでいきましょう。

STEP1人を動かす3原則について。ここに全ての基礎が詰まっているので超重要な部分です。1つ目は「盗人にも五分の理を認める」。盗人の罪を責めるのではなく、なぜ盗みを働いたのか理解しようと努めなければ人は動かないということです。つまり人を批判したり非難したり苦情を言うことはしてはいけません。
2つ目は「重要感を持たせる」。人は承認欲求を持っています。相手に自ら進んで行動させたいと思うなら相手を認めることが大切です。自分が会社にとって必要で重要な人間なんだと意識させ、誠実な評価を与えることが大切です。他人の長所を伸ばすには褒めて励ますことが何よりも大事だということです。
3つ目は「他人の立場に身を置く」。自分本位ではなく相手本位にものを考えることが重要です。相手が何を好きで何を求めているかを考えそれを手に入れる方法を教えることで、相手は自発的に行動するようになるそうです。強い欲求があればそれを満たそうと行動しますよね。相手に欲求を起こさせることで動かすことができます。
このSTEP1で書かれている3つの原則のうち、1と2はすぐ理解できると思います。3については他の2つに比べて難易度が高いなと感じました。そこができているかどうかが仕事で差が付くポイントなのかなと思います。

STEP2は人に好かれる6原則について書かれています。1つ目は「誠実な関心を寄せる」こと。友人をつくる時に相手の関心を引こうとしがちですが、それは間違いです。相手に関心を寄せて相手の承認欲求を満たすことが大切だそうです。心理学者のアドラー曰く、人間のあらゆる失敗は相手に対する関心のなさ故だと。京セラの創業者の稲森さんのように、善いことをするとともに相手のためになることをするという「利他の心」を持つことが人に好かれるために必要なんですね。
2つ目はシンプルに「笑顔を忘れない」こと。動作は言葉よりも力強く人を動かします。そんな気分じゃなくても苦手でもとりあえず笑うという動作をすることが大事です。また笑顔になるために自分の好きな音楽を聴いたりおいしいご飯を食べたり、自分の気持ちが上がるように工夫しましょう。意図的に笑顔を見せることで収入が大幅にアップしたという事例もあります。笑顔にはとても価値があるのだということを覚えておきましょう。
3つ目は「名前を覚える」こと。自分の名前に関心を持ってもらうことで承認欲求が満たされます。自分の名前を呼んでもらえたら嬉しい気持ちがして相手にも好印象を抱くと思います。新人やまだ仕事ができない人はフルネームで関係する人の名前を覚えることで、相手に好かれたり仲良くなれたりします。仕事でもプライベートでも人の名前を覚えるよう意識しましょう。
4つ目は「聞き手に回る」こと。人は承認欲求があるので自分の話を聞いて欲しいと思っているもの。聞き上手になることは人に好かれる方法の一つだといえます。相手が気持ちよく話せるように質問をしたり相槌を打ったりすることが大切だということです。
5つ目は「関心のありかを見抜く」こと。相手が何に関心があるのかをしっかりリサーチすることで相手から好印象を持ってもらえるということです。
6つ目は「心から褒める」こと。人は誰でも自分のことを認められたい、褒められたいと思っています。人にしてもらいたいことを相手にすることが重要だということです。人のことを心から褒めていたら、見返りとして何かプレゼントをもらえることもあるかもしれませんね。

前半の動画はSTEP2までの解説でした。
ビジネスでは人を動かすことも人に好かれることもとても重要なことですよね。個人的にはSTEP1の3つ目を除いてどれもそんなに難しいことではないと思います。たったこれだけのことを意識するだけなら今すぐ実践できます。自分がされて嫌なことを相手にしない、自分がされたら嬉しいことを相手にもする、シンプルだけどとても大切なことです。疲れているとどうしても口角が下がって眉間にしわが寄ってしまうので、意識的に口角を上げるよう心がけようと思います。
後半もしっかり学びたいと思います。

『【13分で解説】人を動かす 前編(D・カーネギー / 著)』をYouTubeで見る!

【17分で解説】本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある(吉田浩 / 著)

今回は出版業界のジャイアンと呼ばれている吉田浩さんが書いた『本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある』という書籍の解説動画を、金川顕教さんのYouTube図書館で見たのでそのまとめと感想を書きたいと思います。

金川顕教さんは今まで35冊ほどビジネス書を出版されていますが、本を出版するにあたって吉田浩さんのセミナーを受講したことがあるそうです。吉田さんは32年間で1800冊以上の本をプロデュースしており、中には有名な芸能人が出す書籍のプロデュースも手掛けているようです。
普通に生活していたら自分が出版する立場になる機械なんてめったにないと思います。しかし金川顕教さんは自身が出版して人生が変わったと感じており、たくさんの人に本の出版を経験して欲しいと考えこの書籍の解説をすることにしたということでした。
人生を変える出版というものがどんなものなのか、その世界を少しのぞいてみましょう。

1章では「いい本」とは何か?について書かれています。出版社にとって「いい本」とは売れる本、読者にとっていい本とは内容がいい本です。もちろん売れてなくてもいい本というものはありますが、出版はビジネスなので売れるということが前提にあるわけです。出版には自費出版と商業出版の2つがあり、出版社が編集や印刷製本など制作に掛かる費用をすべて負担する商業出版の場合は特に「どうしたら売れるのか」を考えることが大事です。
出版とは幸せな読者をつくること、いい本とは読者が幸せになれる本のこと。人は自分の得意なものを教えて感謝されることに大きな喜びを感じるそうです。金川顕教さん曰く出版とは最大の自己実現だそうです。自分が生きてきて学んだことや経験したことなどを出版というかたちで多くの人に見てもらうことで承認欲求が満たされるのだと。一生に一度でも出版したいと考えることができたらすごいことだと思います。

2章はテーマとUSPの発見について書かれています。最も身近なところに本のテーマは眠っているそうです。どんな人にも他者からみたときに価値のある部分を持ち合わせています。それが出版をすることで世の中に認められるのです。
もしそれが見つけられなくても大丈夫。金川顕教さんの著書ではおなじみですが、誰でもプロになれる1万時間の法則があります。何か一つのスキルを積み重ねるということが作家性のすべてなので、作家著者になるためにスキルを毎日磨き続ければ、それをテーマに本を書くことができますね。スキルを磨くということは作家著者に限らずビジネスマンにとっても必要なことです。毎日継続するということは簡単なようでなかなか難しいことです。でも必ず自分のプラスになるので気合を入れて取り組みましょう。
続いてUSPとは簡単に言えば自分の「ウリ」とか「強み」のことだそうです。それが簡単にわかる方法があります。自分が過去に「時間」と「お金」を何に一番使ったのかを振り返ってみることです。金川顕教さんの場合は勉強と仕事という答えでした。
また、自分のUSPを見つける3つの質問というものがあります。1つ目は小さいころから好きなものは何か、2つ目は時間を忘れて没頭してしまうものは何か、3つ目は他の人がなかなかやっていないことであなたがやっていることは何か、です。この質問では自分が継続したこと、集中したこと、卓越したところが分かります。この質問に答えられるようにしておくことが大切です。

4章は間違いだらけの本づくりについて。書きたい本や書ける本が見つかる5つの輪というものがあります。まず自分の人生を過去・現在・未来の3つの軸で考えます。過去はお金と時間をかけたものについて書くというもの。これは2章にも出てきた話ですね。現在では専門性とネットワークについて。仕事や趣味特技についての本や、人脈についての本が該当します。未来はライフワーク、自分が一生続けていくことについて書くといいそうです。たしかにこうして考えると書ける、書きたいと思えそうですね。
本は自分の夢を3種類に分類するものだと言われているそうです。「あなたの叶えたい夢を書き出してください」と言われ、書き出された夢は3種類に分類されます。仕事やお金に関するビジネスタイプか旅やグルメや体験などについてのプライベートタイプか人間関係や家族や教育などについてのソーシャルタイプか。自分が今どのタイプなのかを把握し、自分のタイプに合わせて本を書けば間違いがないということでした。

5章は企画書作りのルールについてです。企画書はまず通らないと思っておきましょう。通る確率は1%だそうです。現実は厳しいですね。
企画書を通すためのコツがあります。まず本のタイトルには「新奇性」と「共感性」が必要です。読者が潜在的に持っている悩みや心配事を上手くタイトルに表現しましょう。次に読者を性別年齢職業年収など細かくターゲティングすること。それからどの棚に置かれるかという本の分類を意識することです。本の分類を決めることはメインのターゲットやサブターゲットを決めることにも繋がります。こうしたすべてを細かくしっかり作り上げることが企画書づくりの大切なルールなんですね。

8章は夢をあきらめない書き続けるという話です。「いい本」を出してからが作家人生のスタートだそうです。作家になるのもお笑い芸人になるのも、夢を叶えることで一番大切なことは「諦めないこと」。叶うまでやり続けることが大事という話です。

この書籍では出版のノウハウ、本とは何かという理念・理想、出版業界への吉田さんの持論が書かれているそうです。
金川顕教さんも出版経験者として動画コンテンツの配信や出版希望者へのアドバイスなどをされています。興味がある方は金川顕教さんのLINE@へ連絡してみてください。金川顕教さんの動画もあわせてみることで出版についての理解が深まることでしょう。

今回視聴した出版という分野についての書籍は、今までは自分には関係のない分野だと認識していました。しかし、出版することで人生が変わったという金川顕教さんの言葉もありますし、哲学者であり教育学者でもある森信三さんも「人間は一生に1冊は本を書きなさい」と言っています。自分の人生、生き様を多くの人に見てもらえる手段である出版。自分が出版した本が売れたとしたらそんなに嬉しいことはないのではないかと想像しました。自分に関係のないものだと思わず、何か残せること伝えられることがないかを考え、ないのであれば新しく作っていくことがとても大切だと感じました。
ぜひ皆さんも素通りするのではなく一度ご覧になってください!

『【17分で解説】本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある(吉田浩 / 著)』をYouTubeで見る!

【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)

安倍首相が辞任されましたね。歴代最長の在任期間となったばかりでしたが、持病の悪化ということで辞任を選択されたとのこと。
通算で7年8か月という長い期間をこの国のリーダーとして務め続けることは並み大抵のことではなかったと思います。コロナウィルスへの対策や経済のことなど問題が山積みの中で国のトップが変わることに不安もありますが、安倍首相に対しては長い期間お疲れ様でしたという気持ちを国民の多くが持っているのではないでしょうか。今後はお身体を労わっていただけたらいいですね。

さて、今回は金川顕教さんのYouTube図書館で『【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)』という動画を視聴しました。多くの会社ではリーダーとして人をまとめる立場になる可能性は年齢とともに上がると思います。リーダーとして上手く立ち振る舞うためにはどうしたらいいのか、しっかりと理解しておけば実際にその時が来ても自信が持てると思います。それに、入社して1年も経てば後輩ができます。そうしたら後輩に仕事を教える必要がでてくるかもしれません。備えあれば患いなし。ぜひ今後の参考にしてみてください。
では動画のまとめや感想を書きたいと思います。

この動画を見ることで、「メンバー選びと依頼のコツ」「メンバーの評価のコツ」「トラブル対処のコツ」「チームのやる気の出し方」「人を育てるコツ」「自分を整えるコツ」が分かります。
最初に、リーダーだからといって他のメンバーより全ての領域で優れている必要はない、リーダーにはコツがあるのだと教えてくれます。
リーダーシップを身に付けるには、素直に愚直な姿勢で学ぶこととそれを継続する気持ちが大切ということですが、この2つはいいリーダーになるためにはもちろんのこと、ビジネスを始めたり新しいことに挑戦したりするときなどいろいろな場面においてとても大切なポイントだと思います。忘れずにいたい心構えですね。
chapter1ではメンバー選びと依頼のコツについて書かれています。
ドリームチームをつくるためには4番バッターばかりを集めることや、キムタクばっかりではいけません。野球やSMAPのメンバーで例えているのでとても分かりやすいです。チームというのはいろいろな役割を持つ人でバランスの良く構成し、助け合ってwin-winの関係になることがベストだということです。
そしてメンバーを選ぶ時、自分がトップにならないことが大切です。優れたリーダーは指示や命令はせず、期待や信頼に基づいて行動します。鉄鋼王と呼ばれたアンドリューカーネギーの墓石には「己の周りに己より優れし人物を集めたる者ここに眠る」と刻まれているそうです。自分より優れている人がどうしたら働きやすくなるか、その環境を整えるのがリーダーの仕事だということでした。自分が考えていたリーダーとは上手くメンバーに指示を与えることができる人でしたが、本物のリーダーは全然違うのだと知ることができました。同じように考えていた人にはぜひ認識を変えて欲しいと思います。そうしたらもっと働くのが楽しくなりそうだと思いました。
優れたリーダーは異なる意見の人も歓迎し評価ができる人のことです。日本人は長いものには巻かれろという思考の人が多いので、上司の意見にすぐに賛同してしまう所があると思います。でもそれでは議論が生まれませんね。議論をすることはより良い商品やサービスを提供するためにとても大切なことです。だから異なる意見を臆せず発言することも大事だし、リーダーはそういう人を適切に評価することが大事なんですね。
続いて依頼のコツとして、まず広い視野で捉えることができるようにビジョンを添えて説明をすること、それから人は感情で動くものなので理屈と感情を上手く使ってコミュニケーションをとること、そして自分で考えて動けるようにするために事細かに支持をしないことが紹介されています。
仕事をしていると言われないとできない人がいますが、それは指示を出している側にも問題があったのかもしれません。自分が指示を出すときにはなぜそれが必要なのかをしっかりと伝え、あとは相手を信じてぐっと待つように気を付けようと思います。

chapter2はメンバー評価のコツについて書かれています。部下の仕事を評価するのは上司の仕事です。評価を伝える時は、回りくどいことを言わずに正直に直接的な表現をするようにしましょう。ただしドストレートにマイナスなところを指摘されたら部下のやる気をそいでしまったり落ち込ませたりしてしまいます。前向きで次につながるような言い方をするように配慮を忘れてはいけませんね。
それから重要なポイントは「手柄は必ずメンバーに渡す」ということ。手柄はメンバーのもので失敗はリーダーの責任と考えている人に部下はついていきます。尊敬するリーダーがミスを全て自分の責任だというなら、ミスをしないようチームは団結し成果も出やすくなります。手柄はメンバーのモノだとしても、チームの成果は回りまわってリーダーの評価にもつながると思います。ジャイアンのように「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」と考えているリーダーとは仕事したくありませんね。自分もカッコいいリーダーになれるような器のでかさを持たなくてはいけないなと思いました。

chapter3はトラブル対処のコツについて書かれています。仕事をしていたらトラブルが起こることが多々あります。リーダーとしてトラブル対処に臨む時に大切なことは、感情的にならないこと。感情的に怒鳴ることは絶対にしてはいけません。リーダーとしての評価が下がるだけです。トラブルが起きてその報告をされたら、まずは報告をしてくれたことに対して「ありがとう」と伝え、なるべく対面で話を聞き現場の状況をしっかり理解することが大切です。状況が理解できていなければ適切な対処はできませんよね。トラブル対処もメンバーとの信頼関係が不可欠だと感じました。

chapter4はやる気を高めチームを前進させるコツが書かれています。やる気の高いチームの方が結果を出すのは当然だと思います。やる気のあるチームにするためには、リーダーはとにかく決断力をしっかり持つことが大切だということです。目標設定や方針、戦略など決めることはたくさんあります。そうしたことをスパッと決めて示すことで迷いなく取り組むことができますよね。もし方針を変える必要が出てきた場合は、きちんと根拠や理由を説明してから変えれば、メンバーもしっかりついてきてくれます。リーダーとしてメンバーに安心と興奮を与えられるのが理想だということでした。

chapter6は自分を整えるコツが書かれています。リーダーは感情をコントロールすることが求められます。優秀なリーダーは100%上機嫌だそうです。内面ではそうではなかったとしても、表面上上機嫌を装うことが大切です。やはりいつもニコニコして気持ちのいい人の周りには人が集まるし、人が集まれば情報も集まります。また、感情は伝染しますよね。リーダーがピリピリしていたらメンバーもピリピリして力を発揮しづらいです。チームの雰囲気をよくするために、感情をしっかりコントロールすることを徹底しないといけません。それから、メンバーの相談に乗ることもリーダーの仕事です。忙しくても余裕があるように見せることが大切だそうです。リーダーだからといって全ての面で優秀だったり完璧だったりするわけではありません。自分の欠点を個性だと捉えることができる人は、他の人の欠点も個性だと思えるはずです。
自分のこともメンバーのこともがんじがらめにしないことが重要ですね。

以上が金川顕教さんの解説していた内容です。
今回解説されてなかったchapter5には人を育てるコツが書かれています。それも大切な項目ですよね。実際に書籍を手に取って中身をチェックしてみたいと思います。
優れたリーダーというのはつまり優れた人物だと思います。リーダーを任されていなかったとしてもここに書かれていることを意識し実践していたらいろいろなことが変わってくるのではないかと思います。
人間として成長できるよう、この動画からの学びを活かしていきたいと思います。

『【15分で解説】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ(河野英太郎 / 著)』をYouTubeで見る!

【9分で解説】売れるもマーケ 当たるもマーケ—マーケティング22の法則 後編(アル・ライズ, ジャック・トラウト / 著)

今回は金川顕教さんのYouTube図書館『【9分で解説】売れるもマーケ 当たるもマーケ—マーケティング22の法則 後編(アル・ライズ, ジャック・トラウト / 著)』ということで前編に続いて後編のまとめと感想を書いていこうと思います。

10章:分割の法則
時間の経過とともに1つのカテゴリーは分割されていくというもの。例えばコンピュータで言えば大型コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ノートパソコンというように分割されてきています。業界のナンバー1が存在を維持するためには、新しいカテゴリーに同じブランド名をつけてはいけない、新しいブランド名をつけましょうということでした。
11章:遠近関係の法則
マーケティング活動では長期的な効果が短期的な効果の正反対である場合があるということ。マーケティングの効果は数年後とか長い期間を経てから現れるので、長期的な見積もりをすることが大切だそうです。
12章:製品ライン拡張の法則
製品ラインつまり製品の種類をどんどん増やすことでマーケットシェアを拡大するという考え方がありますが、効果の上がる方法ではないという法則です。短期的には効果があるかもしれませんが、長期的に見るとシェアを落としてしまう場合があるので、むやみやたらに種類を増やせばいいわけではありません。
13章:犠牲の法則
何かを得るには何かを犠牲にしなければなりません。犠牲にすることの一つは製品ラインを減らすこと、もう一つはターゲット市場を絞ること。そうすることで売り上げを増やすことができるという法則です。
14章:属性の法則
あらゆる属性にはそれとは正反対の優れた属性があるものだという考えです。ナンバー1の企業の真似をし過ぎる傾向がありますがそれはよくありません。正反対の属性を探した方が有効なやり方だといえます。これは前編に出ていた9章の対立の法則とも関連のある法則ですね。
15章:正直の法則
顧客の心の中に入り込む一番効果的な方法は、自分のネガティブな面を認めることです。金川顕教さんの『稼ぐ話術 すぐできるコツ』という書籍でも、自分の失敗談を話すことがビジネスでは大事だと書かれています。ネガティブな面を認め、ポジティブな要素に変えることを意識しましょう。
16章:一撃の法則
各々の状況においてはただ一つの動きが重大な結果を生みます。ゼネラルモーターズのあるアメリカ市場で、トヨタや日産ホンダなどの日本の自動車メーカーは「低価格の小型車」を売りにし、ドイツのメルセデスは「高級車」を売りにしてともにシェアを伸ばしていきました。このように競合他社に対抗するなら1ヵ所の弱点に対して攻撃力を全て集中した1回きりの大胆な攻撃をすることが重要ということでした。
17章:予想不能の法則
将来を予測することはできないけれど、トレンドをつかむことはできるという話。トレンドを上手くつかむことができれば成功できます。
18章:成功の法則
18章からは補足的で自己啓発的な内容になっているので金川顕教さんが軽く解説しています。成功の法則というのは、成功は傲慢に繋がって、それは失敗に繋がるという教えです。驕れるものは久しからずというやつですね。常に自分を顧客の立場においてより良いものを追求する姿勢でいることが成功に繋がるということです。
19章:失敗の法則
失敗は予期することもできるし、受け入れることもできるという話です。早いうちに失敗を認め、損害を食い止めることが大事です。悪あがきはやめましょうということですね。
20章:パブリシティの法則
マスコミに報道されている内容は、実態とは異なる場合があるという話です。マスコミの話を鵜呑みにしてはいけませんね。
21章:成長促進の法則
成功するマーケティング計画というのは流行の上に築かれるのではなくトレンドなんだという話です。
商品への需要を長く維持する方法は、需要を完全に充たさないこと。バービー人形は他の分野で大々的に商品化しなかったのでおもちゃ業界では長期的なトレンドになりました。今は鬼滅の刃がとても人気がありますが、関連商品がとても多いですよね。流行に乗って他の分野でも商品を出していますが、これがトレンドになるかは…ですね。
22章:財源の法則
いいアイディアがあっても資金がなければ成功させることはできません。広告を出すなど顧客の心の中に入っていくには資金が必要だということです。スティーブ・ジョブズも彼の素晴らしいアイディアだけで売れたわけではなく、ある会社が9000万出してくれたから成功することができたそうです。

以上が後編の内容です。犠牲の法則は金川顕教さんの書籍でもよく書かれています。成功するためには楽しむ時間を我慢することが大事。成功した後にいくらでも楽しめるから結果が出るまでひたすら挑戦し続けることを教わりました。
15章の正直の法則で言われているように、自分のネガティブな面をどうポジティブな要素に転換できるかをしっかり考えたいと思います。

この書籍に書かれた22個のマーケティングの法則は経営方針に背くことがあります。
それでも経営陣を納得させマーケティングの法則を取り入れることで結果を出すことができます。この動画を繰り返し見て理解を深め、今の仕事に活かしていけたらいいですね。

『【9分で解説】売れるもマーケ 当たるもマーケ—マーケティング22の法則 後編(アル・ライズ, ジャック・トラウト / 著)』をYouTubeで見る!