知って得することはない

「知って得する○○」みたいなキャッチコピーを耳にしたり目にしたことはありますか?結構使われるこの言葉ですが、金川顕教さんに言わせたら、知ることで得するということは残念ながら間違いだそうです。

情報弱者にならないようにとか副業で稼ぐためにとか脱サラして起業するためにとかいろんな理由がありますが、人はたくさん本を読んだり教材で勉強したりセミナーに参加したりして知識をどんどん蓄えていこうとします。
そしてそれだけでかなり達成感のようなものを感じてしまいます。まだなにも達成していないのに(笑)

もちろん知識を持っているか持っていないかだったら、持っている人の方がいろいろと有利なことはあるかと思います。
だけど実は偉業を成し遂げている人がみんな物知り博士かというと、そうではないみたいですね。

知識は持っているだけでは何の意味もないんです。
「使って」初めて効果を発揮するものです。

本を読んだりニュースを見たり、教材で勉強したり、たくさん知識を得ているのは何のためでしょうか。
そこで学んだことを自分の中に落とし込んで、実践してみて初めて知識が活きてくるのです。
知識は使ってこそ得をするということですね。

石橋を叩いて渡るような性質の日本人は何か行動を起こす前に下準備を一生懸命にしてしまいます。
時には石橋を叩きすぎて壊してしまうくらいです(笑)

全く準備をせずにというのもどうかと思いますが、使わない情報収集には何の意味もありません。
どんどんどんどん知識だけを積んでいくのではなく、使える分の情報を得たら実践してみて、また次の使える情報を集めていくというやり方の方が遠回りのようで案外目指すところに早く到達できることでしょう。

頭でっかちになりすぎず、もっと身軽に飛び込んでみましょう。
この目まぐるしく変わっていく世の中、情報もどんどん変わっていくことですし、その都度アップデートしていくつもりでとにかく「使わにゃ損損!」ということですね。